景観条例、カラーガイドラインについて

カラーコラム, 景観アドバイザー, 色彩提案

2018年10月、佐世保の三川内山地区に行きました。
有田焼、波佐見焼などのエリアにも近い、焼物の里で、市の重点景観計画の地区のための現地視察でした。
とてもいい場所もあるのですが、青いビニールシートがかけられ朽ちてしまった空き家などもありました。日本の地方都市はどこも同じ問題があると思いますが、美しい風景を残しつつ取り組む課題なのでしょうね。

焼き物で作られた町案内
焼き物を塀に使用しています
散策の休憩所として使用できます
濃く深い赤が街のアクセントに

美しい自然風景、港町、山間の村、産業によって独自の景観を生み出した地域を保全・保護するために地元住人・行政・企業などが一緒に取り組む景観条例という地域の決まりごとがあります。色彩だけでなく、空間の使い方や建物の高さ制限などが決められています。

焼き窯の煙突が街のシンボルです。

景観に配慮したアスファルト

脱色アスファルトらしです。アスファルトって最初割と真っ黒ですが最初からグレーのまだらになってます。

色彩基準に関して少し思うところがあり、改善を提案しました。調整する方向になり、私も引き続きアドバイスさせてもらうことになりそうです。

私が関わったのは色彩に関するごく一部ですが、街を美しく保つために作られた景観計画にご興味あれば佐世保市役所のホームページをご覧ください。各地にこのような計画や条例があるので住んでる街も探してみるといいかもしれません。